暗室 白黒現像

A.はじめに


@はじめに
 このページでは白黒写真の現像を紹介します、が、僕自身カラー写真の自家処理が主で、 白黒はあまりやりません。しかも白黒はツワモノが世の中にヒシメイテいます。 ということで、(このページも)初心者を対象とします。
 カラー写真の自家処理を紹介した本は皆無といっていいぐらい少ないのに対し、 白黒写真の自家処理を紹介した本は比較的多く出ています。 では、何ぜワザワザ白黒のページをもうけたのかというと、世に出まわっている白黒写真の自家処理 の本は(少なくとも僕にとっては)シキイが高く、これから白黒写真の自家処理をやってみようと 考えている人のデバナヲクジク恐れがあるのではないのか、と危惧しているからです。
 写真に芸術性を認めないワケではありませんが、初心者にそれを求めるのは酷というもので、 (写真自家処理の)入り口は開放にしておくべきだと思います。 そのために、細かいことは無視し、また、多少のクオリティも犠牲にし、 極力簡単な方法の白黒写真の自家処理を紹介していきます。

A全体の流れ
 白黒写真の流れは、カラー写真と同様、

1.フィルム露光(撮影)→2.フィルム現像→3.ペーパー露光(プリント)→ 4.ペーパー現像(プリント)

となります。白黒がカラーと大きく異なるのが「2.フィルム現像」と「4.ペーパー現像」 の薬液による処理行程で、カラーの主流が2液処理なのに対し、白黒は3液処理です (ただしカラーのフィルム現像は3液処理もあります。僕も3液処理で行っています)。
つまり、

・カラー:1.発色現像液処理→2.漂白定着液処理
・白黒:1.現像液処理→2.停止液処理→3.定着液処理

となります。
 また、「3.ペーパー露光」でも、カラーではカラーフィルターによるカラーバランス調整、 がありますが、白黒ではカラーバランス調整はありません。


B薬液処理
 白黒の薬液処理行程で特徴的なのが、「フィルム現像とペーパー現像」の 「停止液と定着液」が同じ薬液であることです (もしかしたらカラーでも同じにできるのかもしれません。 実は一度だけ、カラーペーパーの漂白定着液をカラーフィルムの漂白定着に使ったことがあります。 確かに処理できましたが、やや硬い仕上がりになっていたような気がしたので止めましたが。 気が小さいので、フィルム現像はどうしても保守的になってしまいます)。
 ということで、白黒の自家処理で必要な薬液は、

 1.フィルム現像液
 2.停止液(フィルム、ペーパー共通)
 3.定着液(フィルム、ペーパー共通)
 4.ペーパー現像液

の4種類となります。
 さて、今回ひさびさに白黒の自家処理する、ということで、新たに薬液を一式購入しました。 店に行ってあらためて僕をゲッソリさせたのが「白黒用薬液の種類の多さ」です。 何がドウ違うのか、サッパリ分からない。カラーなら選択の余地無く、薬剤は「コダック・エクタカラー」 ですから。 今回、選択の基準としたのが、薬液製作温度が室温であること、です。40℃や50℃の高温製作 だと、薬液を製作してスグには使用できず、翌日まで待たねばならないでしょう。 アマチュアは仕事の合間に暗室作業をしているのだから、そんなカッタルイことやってられない、 というのが本音です。
 これで選択範囲がカナリ絞られました。最終的に僕が選んだ薬液は、

 1.フィルム現像液=フジフィルム「スーパープロドール」 (製作温度=20〜40℃)1L用170円

 2.停止液(フィルム、ペーパー共通)=フジフィルム「富士酢酸(50%)」 (製作温度=指定なし)1L355円

 3.定着液(フィルム、ペーパー共通)=フジフィルム「フジフィックス」 (製作温度=30℃以下)1L用135円

 4.ペーパー現像液=フジフィルム「スーパーコレクトール-L」 (製作温度=指定なし)2.5L用305円

フィルム現像液  フジフィルム「スーパープロドール」 (製作温度=20〜40℃)1L用170円
停止液(フィルム、ペーパー共通)  フジフィルム「富士酢酸(50%)」 (製作温度=指定なし)1L355円      
定着液(フィルム、ペーパー共通)  フジフィルム「フジフィックス」 (製作温度=30℃以下)1L用135円
ペーパー現像液  フジフィルム「スーパーコレクトール-L」 (製作温度=指定なし)2.5L用305円

 白黒の薬剤は安いですネ。カラーの1/5〜1/10ぐらいでしょうか。


B.フィルム現像処理液作製 マコト写真館表紙
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